HONDA EK&DC系トランスミッションオーバーホール

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    ホンダEK&DC系の競技車両用トランスミッション&LSDのオーバーホール作業を行いました。

    早速ケースを開けてみると…

    内部機構がずらりといった感じですね。

    マグネットは、あり得ないほどの鉄粉に交じり所々にペースト状になっていない金属片が確認できます。

    こういった場合の、ほとんどがベアリングの編摩耗を含めた、各所のクリアランスに問題が発生しています。

    カウンターシャフトのファイナルギヤ部が欠けています。

    分解作業を進めながら、さらにその要因を探っていきます。

    カウンターシャフトが収まるクラッチハウジング側のニードルベアリングを固定するプレートのボルトが緩んでおりニードルベアリング自体もガタガタです。

    カウンターシャフトに併せ、ベアリング類も新品交換いたしました。

    さて次はLSDからリングギヤを外し、LSDのオーバーホール作業です。

    ふたを開けてみると、自作と思われるシムが姿を現し、外爪1.8mmのフリクションディスクが入っており、何だか!?いやな予感が…

    やはりRSスプリングは8本しか入っておらず、片側のフリクションディスクの厚みを増しとシム増しのみでイニシャルトルクを調整していたようです。

    とりあえず全てプレッシャーリングおよび残りのフリクションディスクをすべて取り出して、全ての厚みを計測し、要交換部品を洗い出し、デフサイドのベアリングを抜取ったところで、全ての部品をメーカーに発注。

    プレッシャーリングは競技用でないものの、RSスプリングをフル装備し、フリクションディスクの厚みを調整することでイニシャルトルクと作動トルクのバランスを考慮したLSDが完成しました。

    全ての部品が揃ったらあとはクリアランス確認とトルク管理を行い組み込んでいくのみです。

    組み立ては、機構さえ理解していればとても簡単。一番手間がかかるのはフランジの脱脂作業ですかね!?

    サクッとケースを締めて、ボルトを締めていくだけです。この時ももちろん、全作業においてトルク管理は必須です。

    レリーズフォークも清掃と防錆養生を行いました。

    できるだけ綺麗にしておくことで、トラブル発生時にその要因を発見しやすいですからね。

    事前に発注いただいたMiXクラッチキットです。

    お客様は以前にも弊社のMiXクラッチキットを使用したことがあり、強化クラッチキットでありながら反クラ領域が広くとても扱いやすかったとのことで、お求めいただきました。ちゃんと体感して判断できるお客様に恵まれており幸いです。

    納品時には、事前に打ち合わせていたサスペンションパーツの加工を行いました。

    納品翌日には、車体に組み込み、試走を終えた旨の連絡をいただいており、既にこの時期にオフシーズンメンテナンスにおけるPhase1が仕上がっているため、あとはテスト走行を繰り返し、phase2、phase3と、来年の2月中までにきめ細かいセッティングをに詰めれば、来シーズンは、もっと楽しいモータースポーツ活動を実現できると思います。

    JUGEMテーマ:モータースポーツ


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